刊行物詳細

『発見・検証 日本の古代』(全3巻)刊行開始!

2016年10月05日

古代史シンポジウム2015‐2016「発見・検証 日本の古代」書籍版(全3巻)

刊行開始!――新たな古代史学はここから始まる。


2015年、福岡・大阪・東京で、3回にわたって開催した古代史シンポジウム「発見・検証 日本の古代」(共催:朝日新聞)では、歴史学・考古学をはじめ多くの研究者が参画し、日本の古代国家形成について白熱した議論が展開され、新たな知見と発見を得て大きな成果がもたらされた。

書籍版『発見・検証 日本の古代』(全3巻)では、シンポジウムの内容を完全収録するとともに、会場での議論を深めて加筆、今後の東アジアの古代史研究の発展に資するとともに、古代史ファン必読の一冊となっている。


〈編集委員会〉白石太一郎・鈴木靖民・寺澤薫・森公章・上野誠

 

[第1回配本] I纒向発見と邪馬台国の全貌  ──弥呼と三角縁神獣鏡 好評発売中!

 

 

福岡会場での第1回シンポジウム「邪馬台国とヤマト王権をどう考えるか」における基調講演・基調報告・討論を完全収録。纒向遺跡を中心として邪馬台国や三角縁神獣鏡の謎と実態を徹底解明。資料編に、『魏志』倭人伝(読み下し文)・古代史年表・用語解説索引を付す。

 四六判・並製・カバー装・352頁


●本書の内容

序論  寺澤 薫

1 基調講演 倭国のありさまと王権の成り立ち  鈴木靖民

2 基調講演 王権はいかにして誕生したか  寺澤 薫

3 基調報告 卑弥呼の「共立」と魏王朝・公孫氏政権  仁藤敦史

4 基調報告 邪馬台国時代前後の交易と文字使用  武末純一

5 基調報告 銅鏡からみた邪馬台国時代の倭と中国  森下章司

6 基調報告 卑弥呼の鬼道 天皇祭祀との比較  磯前順一

7 論考 製作技法からみた三角縁神獣鏡  水野敏典

8 全体討論 邪馬台国とヤマト王権をどう考えるか

資料編(『魏志』倭人伝、古代史年表、用語解説索引)


 

[第2回配本]II馬文化と古代のイノベーション」   好評発売中!

 

古代東アジアの大動乱と騎馬文化の到来、そしてヤマト王権の成立の真相とは? 騎馬民族征服王朝説を再検証し、最新の歴史学・考古学の研究成果を駆使して国家形成への道程を明らかにする、新たなる日本古代史の誕生。大阪会場での第2回シンポジウムの内容を完全収録。書き下ろし論考、図版・注も多数掲載。

四六判・並製・カバー装・360頁

 

●本書の内容

特別収録 騎馬民族による征服説  江上波夫

序論  白石太一郎

1  基調講演 稲荷山鉄剣銘の衝撃  森 公章

2  基調講演 日本列島の騎馬文化はどのようにして始まったのか  白石太一郎

3  基調報告 古代東アジアと日本列島の馬具  李 

4  基調報告 古代韓日交渉史の新たな展望と課題  朴 天秀

5  基調報告 日本列島の初期の馬具 桃祐輔

6  基調報告 渡来人の実態と多面的な役割  田中史生

7  論考 渡来の文化と四・五世紀の国際関係  東 潮

8  論考 騎馬文化の地域性  諫早直人

9  論考 騎馬文化受容前後の倭と百済・加耶との関係  井上主税

10  全体討論 騎馬文化と前方後円墳の広がり

資料編(『宋書』倭国伝 倭王武の上表文、馬具の各部名称、用語解説索引)

 

 

[第3回配本]III「方後円墳の出現と日本国家の起源」 11月上旬発売予定

 

日本列島に国家が誕生したのはいつか? 天皇号の起源、前方後円墳の出現とその消滅、最初の王都などから、律令国家成立前夜の実相を探る。古代史の謎に挑戦した東京会場での第3回シンポジウムの成果を完全収録。事前に開催された特別座談会ほか、宗教、言語、人類学分野の書き下ろし論考も多数。

四六判・並製・カバー装・384頁

 

●本書の内容

序論  鈴木靖民

1  総括講演 日本古代国家への道  鈴木靖民

2  総括講演 古代の都市、都市の古代  寺澤 薫

3  総括講演 前方後円墳の出現と終末の意味するもの  白石太一郎

4  総括講演 古代天皇制の成立はいつか  森 公章

5  総合討論 ここまでわかった日本の古代

6  特別座談会 宗教、言語、稲と鉄、南方文化の起源を探る

7  論考 『魏志』倭人伝と卑弥呼の言語  北川和秀

8  論考 日本列島における「祭祀」の起源  笹生 衛

9  論考 日本文化における南方的要素  山田仁史

10  論考 古代日本の祭祀  大形 徹

11  論考 DNAの分析からわかること  佐藤洋一郎

12  論考 古代の日本語をどう考えるか  上野 誠

資料編(発掘史年表、用語解説索引)