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【決定のお知らせ】第12回角川財団学芸賞

2014年10月02日

第12回角川財団学芸賞は、10月1日に、東京・丸の内の東京會館において選考会を行い、下記の2作品の受賞が決定いたしました。

◇選考委員:鹿島 茂・佐藤 優・松岡正剛・山折哲雄(敬称略/50音順)

< 選評 >


第12回角川財団学芸賞 (著者50音順)

呉座勇一 氏『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか』(新潮社刊)

< 受賞のことば >


白井 聡 氏『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版刊)

< 受賞のことば >


角川財団学芸賞選考委員会は、以下の5作品を選考対象として審議し、授賞作を決定いたしました。(著者50音順) =第12回受賞作

 

   赤江 達也 氏『「紙上の教会」と日本近代―無教会キリスト教の歴史社会学』(岩波書店刊)

呉座 勇一 氏『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか』(新潮社刊)

白井  聡 氏『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版刊)

   土屋恵一郎氏『能、ドラマが立ち現れるとき』(KADOKAWA刊)

   与那原 恵 氏『首里城への坂道―鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』(筑摩書房刊)

 

【受賞者略歴】

呉座 勇一(ござ ゆういち)氏
1980年、東京都生まれ。
東京大学文学部歴史文化学科日本史学専攻卒業。同大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本史学専門分野博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、東京大学大学院総合文化学術研究員。博士(文学)。
著書に、『一揆の原理―日本中世の一揆から現代のSNSまで』(洋泉社、2012年)、『日本中世の領主一揆』(思文閣出版、2014年)。主な論文に、「室町期武家の一族分業―沼田小早川氏を中心に」(『中世政治史の研究』、2010年9月)、「白旗一揆と鎌倉府体制」(『関東足利氏と東国社会』岩田書院、2012年)、「南北朝~室町期の戦争と在地領主」(『歴史学研究』898号、2012年10月)、「室町期の守護と国人」(『東京大学日本史学研究室紀要』17号、2013年3月)ほか。

 

白井 聡(しらい さとし) 氏
1977年、東京都生まれ。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。日本学術振興会特別研究員、多摩美術大学・高崎経済大学・神奈川大学・早稲田大学非常勤講師を経て、現在、文化学園大学服装学部服装社会学科助教。博士(社会学)。
『永続敗戦論』は、第4回いける本大賞(2013年)、第35回石橋湛山賞(2014年)も受賞。
著書に、『未完のレーニン―〈力〉の思想を読む』(講談社、2007年)、『「物質」の蜂起をめざして―レーニン、〈力〉の思想』(作品社、2010年)、『日本劣化論』(共著、筑摩書房、2014年)ほか。翻訳書に、スラヴォイ・ジジェク著『イラク―ユートピアへの葬送』(共訳、河出書房新社、2004年)、モイシェ・ポストン著『時間・労働・支配―マルクス理論の新地平』(共訳、筑摩書房、2012年)。

 

◇贈呈式は、2014年12月4日(木曜日)午後5時より、ホテルグランドパレス(東京・飯田橋)にて、第36回角川源義賞、第1回城山三郎賞と同時開催いたします。

◇表彰は、各人に賞状・記念品ならびに副賞100万円。