財団の概要

事業内容

「わが国文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、当財団では、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、以下のような事業を行っております。

1.文芸の成果に対する授賞

蛇笏賞(昭和42年設立)

優れた句集を顕彰する。毎年6月、表彰。

詳しくはこちら

迢空賞(昭和42年設立)

優れた歌集を顕彰する。毎年6月、表彰。

詳しくはこちら

角川源義賞(昭和54年設立)

日本文学と日本史分野における研究として、優れた業績を示した個人の学術書を対象とする。毎年12月、表彰。

詳しくはこちら

角川財団学芸賞(平成15年設立)

日本の文芸・文化に関わる、優れた個人の著作を対象とする。毎年12月、表彰。

詳しくはこちら

2.文芸に関する出版物の刊行

株式会社角川書店より出版販売される書籍企画のうち、特に文化的な意義が大きく、専門的な知識経験を要する企画について、平成11年3月まで、角川書店からその編集・製作を受託し、財団内編纂室において、編集製作を行ってまいりました。 財団事務局においては現在も、ひろく一般から句集・歌集等の自費出版を受託し、編集製作をつづけております。

編集室部門で扱った出版企画の主たるもの
  • 角川日本地名大辞典(全47巻、別巻2)
  • 角川日本姓氏歴史人物大辞典(全14巻)
  • 新版 古代の日本(全10巻)
  • 平安京提要
  • 角川絵巻物総覧
  • 東京都古代中世古文書金石文集成(全4巻)
  • 飯田蛇笏集成(全7巻)
  • 古代地名大辞典
  • 竹内理三著作集(全8巻)
  • ふるさと大歳時記(全7巻、別巻1)
  • その他

3.文芸資料の収集、保存展示

早くより、角川源義の蔵書約3万冊を保存してきましたが、平成3年1月、東京・文京区本郷の角川本郷ビル内に角川日本文化図書資料館を開設。同12年5月に、同図書資料館を、東京・千代田区富士見の角川書店本社ビル内に移転しました。角川源義の蔵書(角川源義文庫)に、地方史誌関係図書、山本健吉文庫、外間守善文庫、竹内理三文庫、池永二郎文庫、角川書店刊行本、日本映画関係基礎資料などを加え、目下、おおよそ12万冊の図書を備えております。
現在も、図書資料館の整備作業を継続しております。

4.助成事業について

文芸の研究、著述、刊行に対する助成事業、日本映画振興に対する助成事業を行っております。

5.そのほかの事業

■遣唐使船再現プロジェクト

角川文化振興財団は、平成21年から一年以上にわたって「遣唐使船再現プロジェクト」を主催・進行しました。これは、奈良市で平城遷都1300年祭が、そして中国で上海万博が、それぞれ開催される2010年を期して企画したものです。
一連のイベントの皮切りは、千三百年の昔、遣唐使が神祇を祭って出発した地である春日大社を会場に開催したシンポジウムです。日中の第一線の研究者による遣唐使とその時代をテーマとする平成22年4月24、25日のシンポジウムには、立ち見が出るほど多くの聴講者が参加しました。
一方、中国張家港市の長明造船において建造を進めていた遣唐使船は、3月末に無事完成し、いったん日本に搬送されました。
5月8日、住吉大社の神職による清祓式の後、大阪を出港した再現遣唐使船は、以降、往時の遣唐使船と同様、瀬戸内海と九州北部の各地に寄港しながら、五島列島、長崎まで航行しましたが、さいわい各地で盛大な歓迎を受けることができました。
その後、ふたたび中国をめざした遣唐使船は、6月11日に上海万博会場近くの埠頭に着岸し、翌12日のジャパンデーに万博会場に姿を現しました。
上海での到着式典、記者発表会、前夜祭、万博会場でのパレードや中国館訪問、遣唐使船の一般公開等々のイベント、さらに関連企画としての陶器展「楊貴妃の晩餐」は、いずれも多数の人々を集め、マスコミからも予想以上の注目を浴びることとなりました。
これをもって、一年有余にわたって進められた当プロジェクトは一段落を迎えました。遣唐使という史実を学術的に検証し、あわせて日中の新たな文化交流のきっかけとなることを期すという当初の目的は、充分に達せられました。

▲ページトップへ