角川短歌
今月のトピックス
特集
型を歌に生かす
―五七五七七の本質を知る
短歌は型の文芸であるとは言いますが、
その内実を理解するのは意外に
困難なことではないでしょうか。
「五七五七七」が内包するその本質を
さらに掘り下げて考えてみます。
┃特集 型を歌に生かす ―五七五七七の本質を知る
■短歌の「型」とは
「型による美しさ」 ……梅内美華子
「風のようなもの」 ……大松達知
「型の力」 ……今井恵子
「欠落という型」 ……花山周子
「沈黙と権力と」 ……小原奈実
「創作の契機としての〈型〉」 ……島田幸典
「定型と型」 ……高木佳子
「型に救われる」 ……佐伯裕子
「家付き娘」 ……春日いづみ
「型の意識の緩み」 ……安田純生
「音と音歩と拍子と」 ……堀田季何
■他ジャンルから吸収する型の真髄
落語「落語家の型」 ……三遊亭歌太郎
俳句「未練を断つ」 ……小川軽舟
能 「能の『型』と『型扱い』」 ……村上 湛
華道 「花の型 彼方なるものを呼びまた離す」 ……塚田有一
武道 「『型を生かす』は消滅寸前」 ……甲野善紀
書道 「型に心を」 ……岡崎桜雲
講談 「講談の型」 …… 神田松鯉
茶道 「型とはそうゆうものだから」 ……松村宗亮
┃特集 結社賞受賞17歌人 大競詠
大内德子（まひる野）、山下 翔（やまなみ）、塚越孝広（波濤）、後藤恵市（日本歌人）、古城いつも（覇王樹）、
大和田和子（歌と観照）、鈴掛 真（短歌人）、近藤真啓（塔）、
丸地卓也（かりん）、土井絵理（りとむ）、
原田靖子（窓日）、豊田静子（国民文学）、道券はな（未来）、
康哲虎（コスモス）、安藤なを（中部短歌）、
宮崎哲生（ポトナム）、西亀咲江（水甕）
┃特集 角川短歌賞受賞から１年 特別作品30首
『歯車』 ……山川 築
今号の内容
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┃六十五年後の絵日記
┗第9回 平井弘
- ┃角川『短歌』思い出の記事
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┗第9回 島田修三
- 巻頭リレー
エッセイ -
歌会てんやわんや
┗第10回 はたして三連覇はなるのか 島田修三
- 連載
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┃季節の歌 神無月
┗選：真中朋久
┃全国結社の俊英・新鋭
┗覇王樹／新アララギ／白珠
- コラム
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┃うたの名言……高野公彦
- 充実の作品と好評連載！
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作品
【巻頭作品28首】春日真木子、三枝浩樹、永田和宏、水原紫苑
【巻頭作品10首】佐藤通雅、田宮朋子、一ノ関忠人、齋藤芳生、吉田隼人
【作品12首】菊澤研一、楠田立身、宇都宮とよ、桜井登世子、大橋智恵子、押切寛子、大井学、石橋妙子、永守恭子 、嵯峨直樹
【作品7首】菅原義哉、水落博、鎌田和子、大野景子、久保田登、黒木沙椰、杉山春代、高野岬、三原由起子
連載
■エッセイ
「啄木ごっこ」 第12回 ……松村正直
「あらたし古典和歌」第10回 ……日高堯子
■文法入門
「助詞・助動詞再入門」 第10回 ……横山未来子
■コラム
「現代短歌指南 親父の小言」 第22回 ……島崎榮一
「ふるさとの話をしよう」 第10回 徳島 ……田中槐書評
松村由利子歌集『光のアラベスク』江戸 雪
吉川宏志歌集『石蓮花』内山晶太
永島道夫歌集『ゆるりと行かな』藤原龍一郎
雁部貞夫歌集『子規の旅行鞄』浜名理香
小原文子歌集『はなももの風』石川美南
松山紀子歌集『わたしも森の末端である』黒木三千代
佐佐木幸綱著『歌論集 心の花の歌人たち』田村 元
高旨清美著『雨宮雅子作品鑑賞
昼顔讃歌――離教への軌跡』岩内敏行
温井松代著『大岡博の人と歌』後藤由紀恵
■歌壇時評
「歌人論とアンソロジー 託されたもの」 ……尾崎まゆみ
「抑止する修辞、増幅しない歌」 ……睦月 都
■短歌月評Ⅰ ……奥田亡羊
Ⅱ ……大森静佳
■歌集歌書を読む ……恒成美代子、丹波真人
■歌壇掲示板
■読者の声
投稿歌ページ
■角川歌壇－－巻末のハガキを使って投稿。4人の選者が選ぶ、特選、秀逸、佳作
・選者（10月号～12月号）……志垣澄幸・古谷智子・斉藤斎藤・永田 紅
・選者（1月号～3月号）……来嶋靖生、三井ゆき、大松達知、江戸雪
■題詠－－専用用紙で投稿。今月の発表は題“休” 選者……小畑庸子
編集後記／次号予告
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