第 9 回
主催:一般財団法人 角川文化振興財団
特別協賛:株式会社KADOKAWA
第9回
結果発表!
第9回は、自由題4532首、歌題が「手」の題詠には1766首の応募がありました。
自由題部門は、予備選考ののち、選考委員3名に、特選6首、秀逸20首、佳作20首をお選びいただきました。
また、題詠部門は、各地の選者に都道府県ごとの審査を担当していただき、予備選考のうえ、都道府県賞を決定いたしました。
自由題・題詠両部門の選考委員選出作品、及び都道府県賞作品を最終選考の対象とし、協議の結果、大賞、準賞、特別賞を決定いたしました。
今回は、9歳から100歳まで、日本国内はもとより、中国・アメリカなど海外からも作品が寄せられました。
応募総数
0000首
自由題
0000首
題詠:題「手」
0000首
募集期間
2017年
5月25日〜9月30日
賞状・副賞10万円・記念盾
三日居て息子帰りぬ庭石に
十指ひらきて軍手が乾く
和歌山県/塚野佐江子
賞状・副賞10万円・記念盾
未来という言葉は使わなくなって
将来と言うクールな声で
富山県/松田わこ
賞状・副賞3万円
村を取り 空、森、海をも基地に取り
沖縄はもう取り所なし
沖縄県/瑞慶村悦子
此処からはわずかに歪む白い線
グランドに引く人を見ている
東京都/飯坂友紀子
賞状・副賞3万円
ヘラクレスの腕もつをのこ手際よく
たたみし車椅子助手席に載す
大分県/宮武千津子
特別賞
ひとつずつ静かに外れてゆきました
タコ足配線のような家族でしたが
愛知県/米山貴美子
道東の旅のみやげに子がくれし
手彫りの熊が遺品となりぬ
鳥取県/石飛誠一
小夜ふけて重ねた手と手のぬくもりに
星が生まれたときを想った
東京都/横田婁槐
ひかる海美しき青へと染まるとき
原発の岬ぬぬつと近づく
大分県/宮武千津子
いつまでも好きでいるとは思うなよ
サンクスと言い君に手を振る
千葉県/華 林
あまやかなこゑ脱ぎ捨てし少年の
ズボンの裾を五センチのばす
香川県/藪内眞由美
遠ざかるあなたを囲む指の窓
さびしくなあれさびしくなあれ
東京都/沢 茱萸
園庭の土管のトンネル潜る児を
出口で保育士手をたたき待つ
静岡県/中村さち子
腕相撲一度もおれに勝たせずに
遠くへ行ってしまったあいつ
東京都/大五道
※「WEB賞」はインターネットからの投稿作品に贈られます。
日曜の静かな朝の風は秋
空き家の奥にまたある空き家
秋田県/加藤トシ子
発売日
2018年3月23日(金)
領布価格
1400円(税込8%)
第9回「角川全国短歌大賞」受賞作品(大賞・準賞のほか、各種特別賞・選者特選・秀逸・佳作・都道府県賞)は、月刊総合誌『短歌』2018年3月号に掲載しています。
なお、作品集『短歌生活2017年版』は、2018年3月中に応募者全員にお送りいたします。
募集期間(※現在は募集していません)
2017年
5月25日〜9月30日
選考委員(敬称略)
佐佐木幸綱
馬場あき子
永田和宏
都道府県選者(敬称略)
内田弘/高貝次郎/佐藤通雅/中根誠/外塚喬/秋葉四郎/林田恒浩/中川佐和子/三枝浩樹/米田憲三/田中章義/小塩卓哉/林和清/村山美恵子/吉岡生夫/筒井早苗/井谷まさみち/小見山輝/竹安隆代/上川原紀人/伊勢方信/平山良明
表彰
自由題部門 大賞(1名)
──賞状・副賞10万円・記念盾
題詠部門 大賞(1名)
──賞状・副賞10万円・記念盾
自由題部門 準賞(2名)
──各賞状・副賞3万円
題詠部門 準賞(1名)
──賞状・副賞3万円
特別賞(与謝野晶子短歌文学賞姉妹賞/審査委員会特別賞/角川文化振興財団賞/WEB賞/奨励賞)
──各賞状
選者特選/秀逸/佳作──各賞状
都道府県賞──各賞状
後援
産経新聞社(与謝野晶子短歌文学賞姉妹賞提供)
株式会社レイメイ藤井/株式会社ビクセン/
株式会社ヤマト屋/カワラリゾート株式会社/
株式会社MORITA
北海道新聞社/東奥日報社/岩手日報社/河北新報社/秋田魁新報社/山形新聞・山形放送/福島民友新聞社/茨城新聞社/下野新聞社/上毛新聞社/埼玉新聞社/千葉日報社/東京新聞/神奈川新聞社/新潟日報社/北日本新聞社/北國新聞社/福井新聞社/山梨日日新聞社/信濃毎日新聞社/岐阜新聞・ぎふチャン/静岡新聞社・静岡放送/中日新聞社/伊勢新聞社/滋賀報知新聞社/京都新聞/神戸新聞社/奈良新聞社/株式会社紀伊民報/新日本海新聞社/山陰中央新報社/山陽新聞社/中国新聞社/山口新聞社/徳島新聞社/四国新聞社/愛媛新聞社/高知新聞社/西日本新聞社/佐賀新聞社/長崎新聞社/熊本日日新聞社/大分合同新聞社/宮崎日日新聞社/南日本新聞社/沖縄タイムス社
主催
一般財団法人 角川文化振興財団
特別協賛
株式会社KADOKAWA