第 10 回
主催:公益財団法人 角川文化振興財団
特別協賛:株式会社KADOKAWA
第10回
結果発表!
第10回は、5637首の応募がありました。
自由題部門は、予備選考ののち、選考委員3名に、特選6首、秀逸20首、佳作20首をお選びいただきました。
また、題詠部門では、各地の選者に都道府県ごとの審査を担当していただき、予備選考を経て、都道府県賞を決定いたしました。
そして、最終選考では、自由題・題詠両部門の選考委員選出作品、及び都道府県賞作品を選考対象とし、協議の結果、大賞、準賞、特別賞を決定いたしました。
今回は、9歳から98歳まで、日本国内はもとより、中国・アメリカなどからも作品が寄せられました。
応募総数
0000首
自由題
0000首
題詠:題「木・樹」
0000首
募集期間
2018年
5月25日〜9月30日
賞状・副賞10万円・記念盾
震災を忘れないため建てられし
木碑に刻む「逃げろ 逃げろ」と
高知県/疋田愛子
賞状・副賞10万円・記念盾
大人にはなりたくないし答えより
問いを見つけていたい土曜日
神奈川県/小林理央
賞状・副賞3万円
ゴキブリを素手につぶせる母の手は
美しい字を書いたりもする
岐阜県/松尾香代子
昏睡の父のスマホに降り積もる
未読のままのメッセージたち
富山県/伊藤亜佐里
賞状・副賞3万円
境内の大木丸ごと蝉となり
夏だ夏だと少年を呼ぶ
兵庫県/中島富美子
特別賞
君がさす傘の中ならだいじょうぶ
時間もきっと流れなくなる
宮城県/石垣萌子
ぼくたちはちいさな蜂の亡骸の
ひかる翅よりすこしさびしい
大阪府/小野田 裕
ぼろぼろの羽根の強さを確かめて
今日はバイトの面接に行く
広島県/熊谷 純
ケースより取り出だすとき香る木の
とほき記憶をギターは持たむ
東京都/土屋ひろ菜
八年目にようやく相馬の海開き
一年生は震災後生まれ
福島県/横田敏子
木の匙はあったかいねえ
味よりも温もりを恋う母のくちびる
広島県/岩本幸久
樹に吸われ幹をのぼってゆく
水の恍惚を思う疲れた夜は
福岡県/王生令子
トンネルの中ほどあたりが県境
雪国を出て雪国に入る
福島県/真壁みどり
「樹木葬」の資料取り寄せ子に振れば
好きにしたらと愛想がない
和歌山県/中尾加代
どんな手をしてるのだろう刑務所で
縫われたポーチの縫い目に触れる
山口県/吉岡優里
※「WEB賞」はインターネットからの投稿作品に贈られます。
男泣きすぐする君と過ごすうち
泣かない女に磨きがかかる
富山県/松田梨子
「第10回角川全国短歌大賞」受賞作品(大賞・準賞のほか、各種特別賞・選者特選・秀逸・佳作・都道府県賞)は、月刊総合誌『短歌』2019年3月号に掲載しています。
なお、作品集『短歌生活2018年版』は、2019年3月中に応募者全員にお送りいたします。
募集期間(※現在は募集していません)
2018年
5月25日〜9月30日
選考委員
佐佐木幸綱
馬場あき子
永田和宏
都道府県賞選考委員
内田弘/高貝次郎/佐藤通雅/内田紀満/外塚喬/秋葉四郎/林田恒浩/中川佐和子/三枝浩樹/米田憲三/田中章義/小塩卓哉/林和清/村山美恵子/吉岡生夫/筒井早苗/井谷まさみち/池本一郎/竹安隆代/塚本諄/伊勢方信/平山良明
表彰
自由題部門 大賞(1名)
──賞状・副賞10万円・記念盾
題詠部門 大賞(1名)
──賞状・副賞10万円・記念盾
自由題部門 準賞(2名)
──賞状・副賞3万円
題詠部門 準賞(1名)
──賞状・副賞3万円
特別賞(与謝野晶子短歌文学賞姉妹賞/審査委員会特別賞/角川文化振興財団賞/WEB賞/奨励賞)
──各賞状
選者特選/秀逸/佳作──各賞状
都道府県賞──賞状
後援
産経新聞社(与謝野晶子短歌文学賞姉妹賞提供)
株式会社 ビクセン/株式会社 ヤマト屋/
カワラリゾート株式会社/
JITホールディングス株式会社/
あば村運営協議会/株式会社真工藝
北海道新聞社/東奥日報社/岩手日報社/河北新報社/秋田魁新報社/山形新聞・山形放送/福島民友新聞社/茨城新聞社/下野新聞社/上毛新聞社/埼玉新聞社/千葉日報社/神奈川新聞社/新潟日報社/北日本新聞社/北國新聞社/福井新聞社/山梨日日新聞社/信濃毎日新聞社/岐阜新聞・ぎふチャン/静岡新聞社・静岡放送/中日新聞社/伊勢新聞社/滋賀報知新聞社/京都新聞/神戸新聞社/奈良新聞社/株式会社紀伊民報/新日本海新聞社/山陰中央新報社/山陽新聞社/中国新聞社/山口新聞社/徳島新聞社/四国新聞社/愛媛新聞社/高知新聞社/西日本新聞社/佐賀新聞社/長崎新聞社/熊本日日新聞社/大分合同新聞社/宮崎日日新聞社/南日本新聞社/沖縄タイムス社
主催
公益財団法人 角川文化振興財団
特別協賛
株式会社KADOKAWA