第 8 回
主催:一般財団法人 角川文化振興財団
第8回
結果発表!
第8回は、自由題4306首、歌題が「書」の題詠には1498首の応募がありました。
自由題部門は、予備選考ののち、選考委員3名に、特選6首、秀逸20首、佳作20首をお選びいただきました。
また、題詠部門は、各地の選者に都道府県ごとの審査を担当していただき、予備選考のうえ、都道府県賞を決定いたしました。
自由題・題詠両部門の選考委員選出作品、及び都道府県賞作品を最終選考の対象とし、協議の結果、大賞、準賞、特別賞を決定いたしました。
今年は、8歳から105歳まで、日本国内はもとより、ドイツ・アメリカなど海外からも作品が寄せられました。
応募総数
0000首
自由題
0000首
題詠:題「書」
0000首
募集期間
2016年(平成28年)
5月25日〜9月30日
賞状・副賞10万円・記念盾
大空に書かれた手紙まっすぐに
生きればいいと秋の飛行機
三重県/清水ゆん
賞状・副賞10万円・記念盾
あのときの鶴ですなんて言ひながら
誰か掃除に来てはくれぬか
東京都/志稲祐子
賞状・副賞3万円
走るより歩いた方が早く着く
ような気がする虹の下まで
岡山県/小橋辰矢
「十六歳 夏」の四文字書き込んだ
誰かと同じ本を読んでる
神奈川県/小林理央
賞状・副賞3万円
いろいろと書いてあるのだ
看護師のあなたの腕はメモ帳なのだ
東京都/萩原慎一郎
特別賞
クリムトのあえかな金が降るようだ
君の記憶が立ちあがる時
徳島県/森岡政子
夏休み曜日がくっきりしなくなり
嫌われ者じゃなくなる月曜
富山県/松田わこ
もう誰も何も言わない書き順を
直せないまま明日をなぞる
東京都/飯坂友紀子
図書館の本に挟まれ身動きが
取れなくなった私は栞
神奈川県/鳴海那由多
あれは夢あれは記憶かゲートルを
巻きたる父が庭に立ちゐき
神奈川県/黒山敏惠
はなびらを拾い集めるように読む
ひらがなのみの母の初メール
神奈川県/風花 雫
三階の生物室から降る雨が
そのまま海になるのを見てた
東京都/澤田一平
ちょうちょうをてふてふと書く春の野に
ひかりをまきて飛ぶ蝶うかぶ
群馬県/進在小夜子
パドル持ち硬き海面漕ぎ抜きて
筋肉痛から始まりし夏
福岡県/河口 真
※「WEB賞」はインターネットからご投稿いただいた作品を対象に贈られます。
百五年生きていること不思議なり
預りものの体のごとし
静岡県/渡辺つぎ
第8回「角川全国短歌大賞」受賞作品(大賞・準賞のほか、各種特別賞・選者特選・秀逸・佳作・都道府県賞)は、月刊総合誌『短歌』2017年3月号に掲載しています。
なお、作品集『短歌生活2016年版』は、2017年3月中に応募者全員にお送りいたします。
募集期間(※現在は募集していません)
2016年
5月25日(水)〜9月30日(金)
選考委員(敬称略)
佐佐木幸綱
馬場あき子
永田和宏
都道府県選者(敬称略)
内田弘/高貝次郎/佐藤通雅/内田紀満/外塚喬/秋葉四郎/林田恒浩/中川佐和子/三枝浩樹/米田憲三/田中章義/小塩卓哉/林和清/村山美恵子/吉岡生夫/筒井早苗/井谷まさみち/池本一郎/竹安隆代/塚本諄/伊勢方信/平山良明
表彰
自由題大賞(1名)
──賞状・副賞10万円・記念盾
題詠大賞(1名)
──賞状・副賞10万円・記念盾
自由題準賞(2名)
──各賞状・副賞3万円
題詠準賞(1名)
──賞状・副賞3万円
特別賞(与謝野晶子短歌文学賞姉妹賞/審査委員会特別賞/角川文化振興財団賞/WEB賞/奨励賞など)
──各賞状
選者特選/秀逸/佳作──各賞状
都道府県賞──各賞状
後援
産経新聞社(与謝野晶子短歌文学賞姉妹賞提供)
カシオ計算機株式会社
株式会社レイメイ藤井/株式会社ビクセン
株式会社ヤマト屋/カワラリゾート株式会社
北海道新聞社/東奥日報社/岩手日報社/河北新報社/秋田魁新報社/山形新聞・山形放送/福島民友新聞社/茨城新聞社/下野新聞社/上毛新聞社/埼玉新聞社/千葉日報社/神奈川新聞社/新潟日報社/北日本新聞社/北國新聞社/福井新聞社/山梨日日新聞社/信濃毎日新聞社/岐阜新聞・ぎふチャン/静岡新聞社・静岡放送/中日新聞社/伊勢新聞社/滋賀報知新聞社/京都新聞/神戸新聞社/奈良新聞社/株式会社紀伊民報/新日本海新聞社/山陰中央新報社/山陽新聞社/中国新聞社/山口新聞社/徳島新聞社/四国新聞社/愛媛新聞社/高知新聞社/西日本新聞社/佐賀新聞社/長崎新聞社/熊本日日新聞社/大分合同新聞社/宮崎日日新聞社/南日本新聞社/沖縄タイムス社
主催
一般財団法人 角川文化振興財団