俳句 12月号

発売日:
2016年11月25日

定価:
920円(税込8%)

編集長:
白井奈津子

大特集「名句は『省略』で生まれる」/小特集「冬はあったか おいしい俳句」/新連載「宇宙歳時記」/最終回「季語探訪 ゆたかなる日本のことば」「今すぐ役立つ! 実作のための文語文法」「龍太の謎、幻の山河」

今月のトピックス

口絵 俳人の愛した風景―八田木枯[母在(ま)せば母にうるはし雪の伊勢]

八田木枯の〈母在せば母にうるはし雪の伊勢〉をピックアップ。温暖な伊勢ではめずらしい雪景色。めったに降らない故郷の雪に母の存在を重ねた掲句から、木枯の母への深い思いが伝わってきます。写真は雪の伊勢神宮です。

大特集「名句は『省略』で生まれる」

型の文芸である短歌と俳句には、どちらも「説明を省くこと」―すなわち「省略」が求められます。そこで「俳句特有の省略」とは何かについて、歌人の東直子さんと俳人の村上鞆彦さんに語っていただきました。短歌と比較することで見えてくる、省略の神髄とは!? 名句の背景を読み解く「名句は何を省いたか」、5名の実作者によるエッセイ「私はこれを省きました」も必見です。

実用特集「冬はあったか おいしい俳句」

「冬籠」の言葉通り、屋内に籠りがちな冬。家で囲むあたたかい料理は、俳句を詠む上でもうってつけの冬の楽しみです。本特集では、冬の「おいしい俳句」をテーマ別(酒/汁物/鍋物/煮・炊・焼/酒肴)に紹介。ほっこりと温まる鍋物の句、ほろりと沁みる酒の句など、名句がズラリ。お酒が進む特集です!
今月の内容

大特集・「名句は『省略』で生まれる」

●対談 東 直子×村上鞆彦 「私」を消す俳句とは――言葉を信じて省略する
●名句は何を省いたか
普遍性への広がり……西山 睦
山口青邨の名句の省略……名取里美
いちばん大事なものを……高柳克弘

●私はこれを省きました
〈執筆陣〉関根誠子/坊城俊樹/河原地英武/川口真理/三木基史


小特集「冬はあったか おいしい俳句」

酒……小林恭二
汁物……三村純也
鍋物……辻 美奈子
煮・炊・焼……陽 美保子
酒肴……永瀬十悟


《日本の俳人100》

●鳴戸奈菜句集『文様』
新作7句/俳句とわたし/自選20句抄/鳴戸奈菜の人と作品/一句鑑賞


クローズ・アップ

●広渡敬雄句集『間取図』
新作5句 /発刊に寄せて/自選20句抄/広渡敬雄小論/一句鑑賞


角川俳句賞受賞第一作21句……松野苑子


充実の作品と好評連載!

作品

●特別作品50句……大峯あきら
●特別作品21句……岩淵喜代子/星野高士
●作品16句……栗田やすし/細谷喨々/筑紫磐井
●作品8句……安食彰彦/三枝青雲/落合水尾/伊藤政美/七田谷まりうす/益永孝元
●作品12句……大竹多可志/佐藤博美/渡辺誠一郎/今井肖子/峯尾文世/押野 裕
●精鋭10句競詠……津久井健之/藤井あかり/外山一機

新連載

●宇宙歳時記……布施哲治

連載最終回

●季語探訪 ゆたかなる日本のことば……宮坂静生
●今すぐ役立つ! 実作のための文語文法……佐藤郁良
●龍太の謎、幻の山河……高柳克弘

好評連載

●男のドラマ 女のドラマ……田島健一
●虚子式・俳句上達法! 埋字で学ぶ五・七・五……岸本尚毅
●名言のウラ側(正岡子規)……岩井英雅
●今月の気になる季語……内田春菊
●合評鼎談……高野ムツオ・土肥あき子・大谷弘至

平成俳壇[題詠][雑詠]発表!

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次号予告

1月号 12/24(土)発売

次号は、大特集「私の注目俳人――2017年の展望」を予定しています。また、季語特集として日本再発見「新年の季語のもの語り」を取り上げます。新連載「井上弘美の名句発掘!」がスタート。この連載では、近刊句集の中から後世に残る名句を発掘します。大好評連載「合評鼎談」は、新メンバーを迎え、2017年のスタートを飾ります。お楽しみに!

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