俳句 8月号

発売日:
2016年7月25日

特別定価:
1020円(税込8%)

編集長:
白井奈津子

大特集「名句に近づく! 推敲の勘どころ」/「俳句の『窓』から――異分野との対話」古今亭志ん輔(落語家)×西村和子/特別企画「江戸の女たちと俳句の楽しみ」高橋睦郎・別所真紀子・鈴木 漠

今月のトピックス

口絵 俳人の愛した風景―波多野爽波[五山送り火]

波多野爽波の〈五山の火燃ゆるグランドピアノかな〉をピックアップ。京都に暮らした爽波には、掲句のほかに愛弟子を詠み込んだ〈尚毅居る裕明も居る大文字〉の句も。8月16日、夜空に次々と浮かぶ送り火は京の夏の風物詩。写真とともにお楽しみください。

大特集 名句に近づく! 推敲の勘どころ

芭蕉・蕪村・一茶……名句の裏に推敲あり。阿波野青畝は「俳句は一度できたからとて終わるものではない」と、推敲の大切さを説いています。
本特集では、推敲で注意すべきポイントを「季語」「助詞」など8つに絞り、テーマ別に解説。弟子が語る「師の推敲」や「私の原句を種明かし」など、読んで面白く、推敲の手がかりになるヒントが満載です!

俳句の窓から ゲスト:古今亭志ん輔(落語家)

大人気対談コーナーのゲストは落語家の古今亭志ん輔さん。古今亭志ん朝師匠のもとに入門し落語を始めた頃のエピソードや、落語と俳句の共通点などについてお話しいただきました。江戸の文化を現代に表現することの難しさ、文語的表現などについて、落語と俳句それぞれのお話を往来しつつ、和やかで活発な対談となりました。
今月の内容

大特集・名句に近づく! 推敲の勘どころ

●総論 名句に学ぶ推敲過程
柏原眠雨


●推敲の8ポイント
[1]素材の吟味
[2]季語の吟味
[3]切れの吟味
[4]助詞の吟味
[5]説明の回避
[6]重複の確認
[7]リズムの吟味
[8]飛躍の検討
〈執筆陣〉伊藤伊那男/山崎千枝子/山西雅子/鈴木多江子/望月 周/榮 猿丸/今井 聖


●師の推敲・私の推敲
清崎敏郎←行方克巳/能村登四郎←中原道夫/鷹羽狩行←片山由美子/今井杏太郎←鴇田智哉


●私の原句を種明かし
花谷 清/辻 恵美子/津川絵理子/若杉朋哉


●1号限定復活! 通信添削……若井新一/名取里美


俳句の「窓」から――異分野との対話

「わかることと楽しむこと」
ゲスト:古今亭志ん輔(落語家) 聞き手:西村和子


特別企画「江戸の女たちと俳句の楽しみ」

高橋睦郎/別所真紀子/鈴木 漠
・はじめに……なぜいま「江戸おんな歳時記」か
・特別寄稿……江戸文芸の華――異色の女性俳諧師たち
・解説……歌仙の味わいどころ 連句雑談
・をんな歳時記(歌仙)


特別レポート

●金子兜太句碑めぐり

●第3回 俳句特派員が行く! 「俳句の聖地『山廬』を訪ねる」……岸本葉子


伊藤敬子句集『初富士』特集

発刊によせて/自選20句抄/伊藤敬子小論/一句鑑賞


充実の作品と好評連載!

作品

●特別作品50句……大木あまり
●特別作品21句……茨木和生・井上弘美
●作品16句……岩岡中正・照井 翠
●作品8句……大坪景章・佐々木建成・永方裕子・関森勝夫・福井隆子
●作品12句……若井新一・徳田千鶴子・夏井いつき・浦川聡子・藺草慶子・齋藤朝比古・関 悦史
●精鋭10句競詠……佐藤文香・生駒大祐

好評連載

●季語探訪 ゆたかなる日本のことば……宮坂静生
●虚子式・俳句上達法! 埋字で学ぶ五・七・五……岸本尚毅
●名言のウラ側(日野草城)……岩井英雅
●今すぐ役立つ! 実作のための文語文法……佐藤郁良
●龍太の謎、幻の山河……高柳克弘
●今月の気になる季語……内田春菊
●合評鼎談……高野ムツオ・押野 裕・日下野由季

平成俳壇[題詠][雑詠]発表!

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次号予告

9月号 8/25(木)発売

次号は、2大特集として「小さなものを詠む」と「秀句の三条件」を予定しています。特別寄稿では「野口米次郎――俳句を世界に広めた人」として、彫刻家イサム・ノグチの父、野口米次郎がはじめて海外に俳句を広め、芭蕉の句を英訳したという驚きの新事実を取り上げます。

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