俳句 10月号

発売日:
2016年9月24日

定価:
920円(税込8%)

編集長:
白井奈津子

大特集「『病牀六尺』の豊饒――半径1メートルの世界を詠む」/「俳句の『窓』から――異分野との対話(最終回) ゲスト:高橋睦郎(詩人)」/「合評鼎談」第4期スタート

今月のトピックス

口絵 俳人の愛した風景―橋本多佳子[ひぐらしや絨毯青く山に住む]

橋本多佳子の〈ひぐらしや絨毯青く山に住む〉をピックアップ。多佳子が暮らした小倉(北九州市)の「櫓山荘」は、夫・豊治郎の設計による洋風の建物。野外ステージやテニスコートがあった瀟洒な櫓山荘は、小倉の文化サロン的存在でした。多佳子はそこで開かれた「虚子歓迎句会」で杉田久女を知り、俳句の手ほどきを受けることに。櫓山荘があった場所は、現在は公園になっており、残された建物の一部から往時が偲ばれます。

大特集 「病牀六尺」の豊饒――半径1メートルの世界を詠む

来年、生誕150年を迎える正岡子規は、『仰臥漫録』『病牀六尺』などにあるように、病にあっても創作意欲を失わず多くの名句を残しました。子規に限らず現代においても、病や仕事、育児といった様々な理由から思い通りには動けなくなる機会は多々あります。そんな限られた世界の中でも名句を遺した先人たちの作品世界にスポットを当て、その生き方や発想力に学ぶ大特集。不自由な状況をプラスに変える、俳句という詩型の懐の深さをご堪能下さい。

俳句の「窓」から――異分野との対話(最終回) ゲスト:高橋睦郎(詩人)

連載最終回のゲストは詩人の高橋睦郎さん。若い頃から様々な文化や芸能に関心を向け、そこで得た体験や交流を、現代詩や俳句、短歌、小説、戯曲などの幅広い創作活動に活かして来ました。今回の対談では、言葉を使った表現についての本質的なお話を存分に語っていただきました。芭蕉の提唱した「軽み」が本当に示すものとは何か、自己主張ではなく自己を解放するとはどういうことか――。文芸の真髄に迫る内容が詰まっています!
今月の内容

大特集・「病牀六尺」の豊饒――半径1メートルの世界を詠む

●随筆 病牀の子規
坪内稔典

●病床に生まれた名吟
松本たかし←阪西敦子/石田波郷←鈴木しげを/野見山朱鳥←中岡毅雄/折笠美秋←澤 好摩/村越化石←仲 寒蝉

●夭折俳人たちの、いのちの一句
芝不器男←堀田季何/篠原鳳作←安里琉太/森田愛子←日下野由季/福永耕二←中村安伸/正木浩一←正木ゆう子/攝津幸彦←関 悦史/田中裕明←生駒大祐

●身近な世界を詠む
〈執筆陣〉太田土男/清水青風/細谷喨々/神野紗希


俳句の「窓」から――異分野との対話(最終回)

本当の自由を得るために
ゲスト:高橋睦郎(詩人) 聞き手:西村和子


《日本の俳人100》

大牧 広『地平』
新作7句/俳句とわたし/自選20句抄/大牧 広小論/一句鑑賞


角川俳句賞作家の四季 秋

遠藤由樹子


充実の作品と好評連載!

作品

●特別作品50句……鷹羽狩行
●特別作品21句……棚山波朗・恩田侑布子
●作品16句……増成栗人岩城久治
●作品8句……増田河郎子・星野光二・山川幸子・松村多美・中澤康人・石井いさお
●作品12句……古田紀一・柴田多鶴子・山田真砂年・鹿又英一・中坪達哉・青山茂根
●精鋭10句競詠……大西 朋・仮屋賢一

好評連載

●季語探訪 ゆたかなる日本のことば……宮坂静生
●虚子式・俳句上達法! 埋字で学ぶ五・七・五……岸本尚毅
●名言のウラ側(山口青邨)……岩井英雅
●今すぐ役立つ! 実作のための文語文法……佐藤郁良
●龍太の謎、幻の山河……高柳克弘
●今月の気になる季語……内田春菊
●合評鼎談……高野ムツオ・土肥あき子・大谷弘至

平成俳壇[題詠][雑詠]発表!

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次号予告

11月号 10/25(火)発売

次号は、大特集「調べは身体で覚える! 暗誦したい名句80(全句にふりがな付き)」を予定しています。シリーズ連載「宇多喜代子の『今、会いたい人』」、リレー連載「男のドラマ、女のドラマ」など新企画が始まります! 付録「俳句手帖〈冬・新年〉」付き。

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