俳句 5月号

発売日:
2018年4月25日

定価:1180円(税込8%)

編集長:
白井奈津子

追悼 金子兜太/完全保存版付録 金子兜太読本/鷹羽狩行句集『十八公』特集/付録 俳句手帖〈夏〉

今月のトピックス

●日本の鳥たち[笹五位(ササゴイ)]

「笹五位」は、やや小柄なサギ科の夏鳥です。背中は青みを帯びた灰色で、羽根に笹のように縁取りが付いていることから「笹五位」と呼ばれています。水辺に棲んで、魚やザリガニを食べて暮らしており、真夏に水辺を飛ぶ姿は、まるで笹の葉が揺れているようで涼しげです。

●追悼 金子兜太

金子兜太さんが、今年2月20日に亡くなられました。本誌では、全76ページで、俳人・金子兜太が俳壇にもたらした功績とその人柄を偲びます。金子さんと生前親交の深かった方々に、追悼エッセイ、追悼句などをお寄せいただきました。また、角川ならではの貴重写真や秘蔵インタビュー、句集にまとまっていない近作100句も大公開します!

●完全保存版付録 金子兜太読本

付録では全128ページのボリュームで、兜太さんの俳句や評論を解説付きで収録し、兜太俳句の全貌をつかみます! 第一部は「俳人・金子兜太」、歴代句集から各100句、全1200句を解説付きで掲載。第二部「人間・金子兜太」では、「造型俳句」「一茶研究」「アニミズム論」など、俳壇史に残る代表的な評論を抄録・再録。3人の論客による解説付きで、表現者としての側面に迫ります。
今月の内容

追悼 金子兜太

●秘蔵インタビュー 今、伝えたいこと 
●追悼エッセイ

高野ムツオ/梯 久美子/深見けん二/半藤一利/黒田杏子/宮坂静生/桜井洋子/いとうせいこう/小林恭二/後藤比奈夫/柿本多映/有馬朗人/大串 章/宇佐美貴子

●追悼座談会「これからも兜太と生きていく」 

安西 篤×宇多喜代子×佐佐木幸綱

●『日常』以後100句抄 
●最後の九句
●兜太の本音
●兜太さんへの追悼句+おくる言葉

小原啄葉/森田公司/星野 椿/大牧 広/鍵和田秞子/友岡子郷/矢島渚男/星野恒彦/富田敏子/池田澄子/今瀬剛一/榎本好宏/高橋睦郎/茨木和生/江中真弓/中村和弘/九鬼あきゑ/中村正幸/石 寒太/寺井谷子/澤 好摩/西村和子/鳥居真里子/今井 聖/正木ゆう子/片山由美子/小澤 實/夏井いつき/佐怒賀直美/竹岡一郎/橋本 直/森田緑郎/佃 悦夫/岸本マチ子/武田伸一/前川弘明/山中葛子/塩野谷 仁/高木一惠/内野 修/藤野 武/堀之内長一/こしのゆみこ/水野真由美/月野ぽぽな/中内亮玄

◆◆完全保存版付録 金子兜太読本◆◆

●歴代12句集から全1200句抄+解説 

    対馬康子/関 悦史/宮崎斗士/小川軽舟/橋本榮治/秋尾 敏/神野紗希/渡辺誠一郎/
    坪内稔典/岸本尚毅

●評論抄録・再録 

  「造型俳句六章」「往復書簡・現代俳句の問題」「土がたわれは」「一茶覚え」
  「熊猫荘寸景」「戦よあるな」「生きもの諷詠」「座談会 俳句の古さ新しさ」
  「特別座談会 土の匂いのする俳人 加藤楸邨」

●金子兜太論 

   横澤放川/坪内稔典/筑紫磐井

●意志を継ぐもの 

   小野 豊/中内亮玄/髙柳克弘

略年譜 編集部編 


※お詫びと訂正

「金子兜太読本」13頁(『蜿蜿』解説「肉体とエゴの発見」関 悦史)において、

一部執筆者の修正を反映せず掲載してしまいましたことをお詫びいたします。

下記に訂正版を掲載します。


(15行目〜最終行)

「エゴ」は唯物化し、自分も生きものも無機物も、それどころか句のなかの体言も韻律もが押し合い、ドラマを生む。〈青野に眠る黄金の疲労というもので〉と、そこでは〈疲労〉も黄金と化す。陶器じみた感触を持つ名吟〈人体冷えて東北白い花盛り〉は、この無機物まで含んだ唯物的ドラマの世界が生んだ到達点の一つであろう。この固有の方法が、以後の、一貫性ある柔軟な変転を可能にしたのだ。

*お詫びと訂正
「金子兜太読本」13頁(『蜿蜿』解説「肉体とエゴの発見」 関 悦史)において、
一部執筆者の修正を反映せず掲載してしまいましたことをお詫びいたします。
下記に訂正版を掲載します。
(15行目〜最終行)

鷹羽狩行句集『十八公』特集

●発刊に寄せて/自選20句抄
●鷹羽狩行小論
●一句鑑賞
〈執筆陣〉
鷹羽狩行
西村和子
村上喜代子/小島 健/太田かほり/柴田佐知子/今井 聖/鶴岡加苗

充実の作品と好評連載!

●特別作品50句......池田澄子
●特別作品21句......大串 章/石田郷子
●作品16句......青柳志解樹/横澤放川/細谷喨々
●作品8句......大久保白村/三田きえ子/鈴木節子/星野恒彦/鈴木 明
●作品12句......田島和生/鈴鹿呂仁/西宮 舞/坊城俊樹/山田佳乃/神野紗希


好評連載!

●弘美の名句発掘......井上弘美
●俳句旅枕 「盛岡②」......渡辺誠一郎
●宇宙のなかの孤独―近代人一茶......大谷弘至
●男のドラマ 女のドラマ......山根真矢
●虚子式・俳句上達法! 埋字で学ぶ五・七・五......岸本尚毅
●名言のウラ側(能村登四郎)......岩井英雅
●宇宙歳時記......布施哲治
●現代俳句時評......阪西敦子
●今月の気になる季語......内田春菊
●合評鼎談......小澤 實・関 悦史・村上鞆彦
●平成俳壇[題詠][雑詠]発表!

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次号予告

6月号 5/25(金)発売

次号の大特集は「急がばまわれ! 鑑賞は上達の近道」。宮部みゆき氏×高野ムツオ氏の特別対談「『こわい俳句』を読む」や、別冊付録「宮部みゆき連作俳句小説『ぼんぼん彩句』」など盛りだくさん。ほか、小特集「歳時記に載せたい季節のことば」、第52回蛇笏賞発表など、見逃せないラインナップです!

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