平成22年(2010年)が「平城遷都1300年祭」にあたり、5月に上海万博が開催されることを機に、弊財団では遣唐使について学術的に検証し、併せて日中の新たな文化交流のきっかけをつくるため、当時の遣唐使船を再現しました。
再現遣唐使船は、住吉大社の神職による清祓式の後、大阪を出港し、当時の遣唐使船同様瀬戸内海と九州北部の各地に寄港しながら、五島列島、長崎まで航行、その後、中国をめざし、上海万博会場近くの埠頭に着岸、6月12日のジャパンデーには万博会場に姿を現しました。
また、遣唐使とその時代をテーマとした、日中研究者らによる「春日大社シンポジウム」、関連企画として「楊貴妃の晩餐」展などを開催いたしました。