2021.10.22
顕彰

【決定のお知らせ】第43回 角川源義賞[文学研究部門][歴史研究部門]

このたび、第43回角川源義賞は、[文学研究部門]を10月20日に、[歴史研究部門]を10月14日に、
選考会を行い、下記の受賞作が決定いたしました。贈呈式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者と選考委員、関係者のみで行い、祝賀会は中止とさせていただきます。
表彰は、両部門とも賞状・記念品・副賞100万円。

第43回 角川源義賞[文学研究部門]
阪口弘之 氏『古浄瑠璃・説経研究 ―近世初期芸能事情』〈上巻・下巻〉(和泉書院、2020年5月刊)

◇選考委員:安藤 宏   長島弘明  原岡文子  三浦佑之  [敬称略/50音順]



第43回 角川源義賞[歴史研究部門]
加藤聖文 氏『海外引揚の研究 ―忘却された「大日本帝国」』(岩波書店 2020年11月刊)

◇選考委員:石上英一  黒田日出男  藤井讓治  三谷 博  [敬称略/50音順]


【受賞者略歴】
阪口弘之(さかぐち ひろゆき)氏

1943年、滋賀県生まれ。金沢大学法文学部卒業。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、大阪市立大学、神戸女子大学名誉教授。文学博士。
著書に、『古浄瑠璃正本集 第七~第十』(横山重・室木弥太郎との共編、角川書店、1989-94年)、『近松門左衛門集』①~③新編 日本古典文学全集(共校注、岩波書店、1997-2000年)、『関蟬丸神社文書』(共編、和泉書院、1999年)、『浄瑠璃の世界  』(編著、世界思想社、1992年)、『奥浄瑠璃集―翻刻と解題』(編著、和泉書院、1994年)、『近世演劇を学ぶ人のために』(編著、和泉書院、1997年)ほか。

加藤聖文(かとう きよふみ)氏
 
1966年、愛知県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。同大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得退学。現在、人間文化研究機構国文学研究資料館准教授。
著書に、『満鉄全史-「国策会社」の全貌』(講談社/選書メチエ2006年、学術文庫2019年)、『「大日本帝国」崩壊-東アジアの1945年』(中央公論新社、2009年)、『満蒙開拓団-虚妄の「日満一体」』(岩波書店、2017年)、『国民国家と戦争-挫折の日本近代史』(KADOKAWA、2017年)ほか。


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