短歌 2025年6月号
もののあはれを知る
第59回 迢空賞受賞
◎花山多佳子歌集『三本のやまぼふし』
受賞のことば&五十首抄
◎選考委員選評
現実を素直に詠んだ豊かさ …… 高野公彦
日常の不思議な手触り …… 永田和宏
並はずれた感性と思索 ‥… 馬場あき子
『三本のやまぼふし』を読む …… 佐佐木幸綱
【特集】 平明と奥行き
◎総論 短歌の奥行きとは
奥行きのある歌──作る力、読む力 …… 佐伯裕子
◎各論 平明で奥行きのあるうたを作る
詩的魂魄の深みへ …… 喜多弘樹
言葉と韻律の工夫の具体例 …… 河田育子
空間的広がり …… 前田康子
時間と労力 …… 生沼義朗
◎鑑賞 シンプルで深いうた
調べが余情を生むシンプルな歌 …… 永井正子
われに凜たり …… 柏木節子
日常の景に潜むもの …… 小山純子
叙情の波紋 …… 行方祐美
水車の回るように …… 滝本賢太郎
いちばん深いのは表面 …… 吉田隼人
意味のなさについて …… 阿波野巧也
【特別対談】茂吉の晩年を描いて
古川 健(劇作家)×林 あまり
【新連載】往復書簡 叙景をめぐって
大辻隆弘氏へ …… 高橋睦郎
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。