2020.10.29
顕彰

【決定のお知らせ】第18回 角川財団学芸賞

このたび、第18回角川財団学芸賞は、10月13日に、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにおいて選考会を行い、下記の受賞作が決定いたしました。

第18回 角川財団学芸賞
今福龍太 氏『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(新潮社、2019年9月刊)
◇選考委員:大澤真幸・鹿島 茂・佐藤 優・松岡正剛 (敬称略/50音順)


◇贈呈式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者と選考委員、関係者のみで行い、祝賀会は中止とさせていただきます。
◇表彰は、賞状・記念品・副賞100万円

【受賞者略歴】 
今福龍太(いまふく りゅうた)氏

1955年9月30日、東京都生まれ。文化人類学者。東京大学法学部卒業。テキサス大学オースティン校大学院博士課程単位取得(人類学・ラテンアメリカ研究)。1980年代初頭よりメキシコ、カリブ海、ブラジル等でフィールドワークを行なう。その後、国内外の諸大学で教鞭をとり、現在、和光大学現代人間学部特任教授、東京外国語大学名誉教授。2002年より遊動的な野外学舎である〈奄美自由大学〉を主宰。2017年、第68回読売文学賞[随筆・紀行部門](『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』)。2020年、第30回宮沢賢治賞(『宮沢賢治 デクノボーの叡知』)。

著書に、『クレオール主義』(青土社、1991年;水声社、2017年)、『ミニマ・グラシア』(岩波書店、2008年)、『群島―世界論』(岩波書店、2008年)、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房、2011年)、『書物変身譚』(新潮社、2014年)、『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房、2016年)、『ハーフ・ブリード』(河出書房新社、2017年)、『サッカー批評原論』(コトニ社、2020年)ほか。


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