2020.10.29
顕彰

【決定のお知らせ】第42回 角川源義賞

このたび、第42回角川源義賞は、[文学研究部門]を10月19日に、[歴史研究部門]を10月28日に、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにおいて選考会を行い、下記の受賞作が決定いたしました。

第42回 角川源義賞[文学研究部門]
田渕句美子 氏 『女房文学史論 ―王朝から中世へ』(岩波書店、2019年8月刊)
◇選考委員:安藤 宏・長島弘明・原岡文子・三浦佑之(敬称略/50音順)


第41回 角川源義賞[歴史研究部門]
該当作なし
◇選考委員:石上英一・黒田日出男・藤井讓治・三谷 博(敬称略/50音順)
◇贈呈式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者と選考委員、関係者のみで行い、祝賀会は中止とさせていただきます。
◇表彰は、賞状・記念品・副賞100万円

【受賞者略歴】
田渕句美子(たぶち くみこ)氏
1957年、東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部国文科卒業。同大学院人間文化研究科比較文化学専攻博士課程単位取得退学。大阪国際女子大学助教授、国文学研究資料館助教授・教授を経て、現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(人文科学)。1993年、第19回日本古典文学会賞受賞(「藤原長綱について―『前権典厩集』と『藤原長綱集』」などにより)。
著書に、『阿仏尼とその時代―『うたたね』が語る中世』(臨川書店、2000年)、『中世初期歌人の研究』(笠間書院、2001年)、『物語の舞台を歩く 十六夜日記』(山川出版社、2005年)、『阿仏尼』(吉川弘文館、2009年)、『新古今集 後鳥羽院と定家の時代』(角川書店、2010年)、『異端の皇女と女房歌人―式子内親王たちの新古今集』(角川学芸出版、2014年)ほか。


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